94.財表基本知識 体で喩える
2012年9月29日
6.3つの財務諸表の関係をヒトで喩える
ここで財務諸表の関係を絵解きしたいと思います。
貸借対照表(B/S)とはヒトで喩えると、身体(からだ)といえます。
資産は身体の外見である体格に喩えられ、下半身(固定資産)が締まり、逞しい上半身(流動資産)の体格が良いといえます。
総資本は身体の内部である体質に喩えられ、筋肉質(自己資本・純資産)で、内臓脂肪(他人資本・負債)が少ない体質が良いといえます。
ヒトはその身体(B/S)を動かして、エネルギーを使いながら田畑を耕します。消費するエネルギーが資金の支出であり、その耕しているものが売上である。
やがて耕した売上から収穫する。その収穫したものが利益です。
そして耕したものから収穫までの計算書が損益計算書(P/L)です。
ヒトはその収穫した物によってエネルギーを得る。それが資金の収入であり、エネルギーの消費と獲得を計算したものがキャッシュフロー計算書(C/S)です。
それを絵にすると次のようになります。
財務諸表はこのように親しみ持って理解することが大事だと思います。それが財務諸表によって経営判断する第一歩になります。
ご質問等はインプルーブ研究所まで。お気軽に。