150.ﾏｰｹﾃｨﾝｸﾞ 戦略は理念に従う

2014年1月17日

今回からは新シリーズ「マーケティング」について紹介する。

マーケティングとは、販売を中枢において経営のすべてを考える思考だ。「売れる仕組み作り」とも言われる。
したがって、マーケティングは決して大企業だけのものではない。むしろ、中小企業・零細事業者などスモールビジネスを展開している私たちにとってこそ、とても大事な概念であることに気づく。 しばらくマーケティングの基本的な考え方について紹介する。

第１話　戦略は理念に従う

事業戦略を立てるにあたって、まず重要なことは「経営理念」だ。 この経営理念が自社の事業を「ぶれない事業」にさせる。
経営理念をもとに経営戦略は考えよう。

１．経営理念は自社の「価値判断基準」

２．その価値判断基準に沿って「事業目的」が定まる

３．その事業目的に基づいて「戦略ドメイン（事業領域のこと）」が設定される

４．次に戦略ドメインにおける「経営戦略」を考える

５．そしてその戦略を実行する

以上を図示すると次のようになる。

経営戦略とは企業の長期的な戦闘計画であり、経営資源（ヒト・モノ・カネ・情報）の 適切な配分を可能とするものである。