509.メールマーケティング③
2021年4月3日
中小企業ビジネス、特にこれまで長く頑張って経営を続けている中小企業ほど「新しい経営手法」を取り入れていかねばならない。
それほど、時代は変化しているということだ。もはや、従来の手法だけでは生き残れない時代となっている。
そこで、決して新しいことではないが、未だ中小企業の間では定着しているとは言い難い「eメールの活用」について
『メールマーケティング』と題し、4回に分けて紹介する。 今回はその第3回目だ。
【メールマーケティングの内容】
1 メールマーケティングとは (507参照)
2 メールマーケティングの歴史 (507参照)
3 目標を設定する (507参照)
4 なぜ、メールマーケティングが必要なのか (508参照)
5 費用対効果 (508参照)
6 リーチの広さ (508参照)
7 メルマガ広告とSNS広告、どちらが優れているのか
8 メールのウィークポイント
9 まとめ
7 メルマガ広告とSNS広告、どちらが優れているのか
さて、「メールとSNSのどちらかが優れているのか」という問いだが、実はどちらが優れているということではない。
メールとSNSにはそれぞれに良さがあり、TPO、つまり、時と場所と場合によって選択することが大事だ。
たとえばSNSであれば、年齢や地域など細かく設定し、広告配信することが可能である。
LINEのビジネスアカウントであれば、個人のスマートフォンにプッシュ通知で広告を配信できるなどのメリットがある。
メール広告とSNS広告はTPOによって選択することが大事!
次に、SNS広告とメール広告の違いについて考えてみよう。
メール広告とSNS広告にはさまざまな違いがあるが、その大きな違いのひとつは「タイムライン表示」である。
SNS広告は一般的にタイムライン表示されるので、時間の経過とともに投稿内容は 下へ流れていく。
したがって、広告も同じで、時間の経過とともにどんどん下へ流れていく。
一度表示された広告は、表示されたその瞬間にクリックされない限り、見られる機会が極端に下がる。
そのため、SNS広告は表示タイミングが非常に重要になってくる。
それに対してメール広告は、閲覧者のメールボックスに蓄積される。
メールボックス内は「件名」で一覧表示されているので、過去に受信したメールでも、すぐに探し当てられるという利点がある。
そのため、閲覧者は好きなタイミングでそのメール内容を確認することができ、過去に受信したメールをさかのぼって検索して
見ることも可能になる。
メール広告はあとから見られる可能性も大きい!
またSNS広告とは異なり、サービスのプラットフォームの影響はほとんど受けない。
さらに、HTMLメールであれば、自由にデザインすることが可能になる。
※HTML(Hyper Text Markup Language)メールとは
HTML形式(Webページを作るための言語形式)で作成されたメールのことをいう。
HTMLメールでは文字のフォントや色、大きさを変えることができるだけでなく、画像や動画を入れたり、
自由にレイアウトすることが可能で、より具体的なイメージを伝えたり、視覚的な訴求をすることができる。
8 メールのウィークポイント
メールは普及率も高く、情報の蓄積性もあるなど、良いところだらけのように説明をしているが、
当然のことながらデメリットもある。
(1)1つ目のメール広告ウィークポイント 即時性が求められる告知は得意ではない
メールは送信してから受信されるまでに、どうしてもタイムラグが生じる。
また好きなときに見られるというメリットは、いつ見られるかわからないというデメリットでもある。
そのため、「いまからタイムセールをします!」といったような、即時性が求められる広告などにはあまり向いていない。
このようなリアルタイム性が求められる広告は、ツイッターやLINEなどのSNSで行うほうが良い。
メール広告はリアルタイム性に劣る!
(2)2つ目のメール広告ウィークポイント コンテンツである内容を見るためには開封しなければならない
受信したメール広告を見るためには、メール件名をクリックして、メールを開封しなければならない。
この点が、パッと見ただけでも、広告内容が伝えられるSNS広告との大きな違いだ。
メールはどんなに素晴らしい内容であっても、開かれなければ、閲覧者に伝わることはない。
しかも、メールの件名は文字であるテキスト形式だけだ。
それだけに、メールはコンテンツ内容だけではなく、件名につける”キャッチコピー”の工夫も必要となる。
メール広告はキャッチコピーが重要!
(つづく)
戦略を考えるにあたって重要なことは『思い込み』なるものを打ち破ることである。
われわれは思いの外、思い込みに囚われて生活や仕事をしている。
そしてその結果が「いまである」ということを忘れてはいけない。
違う結果を得たいのであれば『思い込み』を打ち破るしかない。
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