511.会計によるリスク管理法① 提言
2021年4月17日
リスク管理観点から会計を捉えるシリーズ第1回 リスク管理の提言
1 売上高が突然ゼロになる!
さて、突然、売上高がゼロになる! そんなことを考えていた人はいたでしょうか?
それがいま、現実となっています。
昨年からの新型コロナ感染拡大で、多くの企業が突然、売上高がゼロになったり、売上高を急激に落としたりしています。
飲食店やホテル・旅館はもちろんのこと、旅行会社や小売店、鉄道会社、航空会社、学校法人など、
多くの企業が大きな危機に陥っています。
他方、運送やデリバリーあるいはマスクやアクリル板製造など、一部の企業はこの機会を捉えて大きく売上高を伸ばしています。
しかしこれとて、いつ反動が来るのかわかりません。
設備投資や人材投資がいつしか大きな負担になりうることも、大いに考えられます。
かように、いままで考えられないような経営環境が、いま訪れています。
しかも、このような経営環境はまだ数年間は続くともいわれています。
2 リスク管理
このような不測の事態に備えることを「リスク管理」といいます。
では、会計はこのようなリスク管理に役立つのでしょうか? 答えはズバリ、「Yes」なのです。
なぜなら、前兆は、必ずまず数値となって私たちの前に現れるからです。
問題はそれが見えるのか、見えないのか、それが読み取れるのか、読み取れないのか、です。
もっと大前提をいえば、会計データを適時に入力しているか、していないのか、です。
データ入力していなければ、見える数値も現れません。
多くの企業では会計を決算・申告のための作業と捉え、小さな企業ほど適時に会計処理をせず、ほぼ年一処理になっている
ともいわれています。
3 会計・経理を考え直そう
このように考え出すと、もうそろそろ、会計を「決算や申告そして税務署があるから」などと、仕方なくするという考え方を
考え直す時期に来ているのではないのでしょうか。
もっと会計を積極的にとらえて会計・経理をやる時代が、この激動の経営環境と同時に訪れているようにも思います。
まさしく「時代は変化している!」のです。 みなさんはどのようにお考えになりますか?
そこで今回から『リスク管理』という観点から、会計を捉えるシリーズを始めます。
どのように考え、どのようにすれば『リスク管理』につながるのか、またどのように会計を読めば、事前にその兆候を掴むことが
できるのか、などについて素人目線のやさしい考え方で紹介します。
おたのしみに・・
戦略を考えるにあたって重要なことは、『思い込み』なるものを打ち破ることです。
私たちは思いの外、『思い込み』に囚われて生活や仕事をしています。
そしてその結果が「いまである」ということを忘れてはいけないと思います。
違う結果を得たいのであれば、『思い込み』を打ち破るしかありません。
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